【種類別クレンジング解説!】初心者のためのクレンジング解説とおすすめ17選
クレンジングはメイクをする方にとって、切っても切り離せない大切なアイテムです。
そんなクレンジングも「なんとなくで使っているけど、種類がいろいろあってよくわからない。」「なんでもいいからとりあえずあるものを使っている。」という方も少なくないのではないでしょうか?
この記事では、そんな方に向けてできる限りたくさんの種類のクレンジングを解説、紹介していきます♪ クレンジング選びで迷っている方や、メイク初心者の方のご参考になれば幸いです!
クレンジングを紹介する前に
クレンジングを紹介していく前に、成分や仕組みについて説明します!
知っておくと、メイクが落ちる仕組みや、肌が乾燥してしまう原因が理解できて、自分にあったクレンジングに一足早く出会うことができるかもしれません◎
クレンジングの役割は?洗顔は必要?
クレンジングの役割を単刀直入に言うと、”メイクを落とす“ことです。
目でははっきり見えませんが、メイクした顔の表面ではホコリや皮脂、古い角質などが混ざり合って、汚れとなり滞留しています。その状態で放置していると汚れが変化して肌への刺激物※になり、ダメージを与えてしまいます。このような状態を作らないためにも、クレンジングはとても大切な役割を担っています◎
※過酸化脂質
また洗顔の必要性についてですが、結論からいうと、製品による。です。
基本的には、クレンジング→メイクを浮かせて取り除く、洗顔→皮脂やホコリなどの汚れを洗い流すというのがそれぞれの役割ですが、最近はW洗顔不要という表記のクレンジング製品が増えていて、この表記がある場合はクレンジングに洗顔の機能が備わっているので、クレンジング後に洗顔をする必要がありません。洗い上がりの肌に違和感があるから洗顔をしたい!という方もいらっしゃるかと思いますが、2度洗顔を行うことになって肌に負担がかかるので、その場合はW洗顔不要の表記がないクレンジングを使うことをおすすめします。
種類ごとの違いを簡単に言うと?
クレンジングには、クレンジングオイルやジェル、シートなどたくさんの種類がありますが、この種類の差は、主に3つの成分の比率で決まります。
この3つの成分は以下の通りです。
油性成分→肌表面のメイク汚れを剥がす効果がある成分
水溶性成分→保湿効果や液体をサラサラにする効果がある成分
界面活性剤→油性成分で浮かせた汚れを洗い流す手伝いをしたり、これ自体に洗浄効果がある成分
この3つの成分の比率でクレンジングの種類が分かれるため、油性成分が多く占めるものがクレンジングオイルで、逆に水溶性成分が多くを占めるのがクレンジングウォーターやジェルです。クリームや乳液のようなタイプは油性成分と水溶性成分がある程度バランスよく配合されています。
種類別にクレンジングを紹介!
クレンジングオイル
クレンジングオイルは、もっとも主流で最も人気の高いクレンジングです。名前の通り、オイル(油性成分)が主な原料で、数種類あるクレンジングの中でももっとも洗浄力が強く、濃いめのメイクに対してもしっかり効果を発揮してくれます。
ただし油性成分が大半を占めているため、皮膚に含まれる必要な油分も取り除いて肌を乾燥させてしまうこともあるので、乾燥肌の方は使用に注意が必要かもしれません。普段から乾燥に悩んでいる方は、初めて使用する際にサンプルなどで相性を確かめることをおすすめします◎
ー おすすめのクレンジングオイル ー
クレンジングオイルの代名詞とも言えるshu uemuraのクレンジングのシリーズ。商品名に含まれる“8”の数字はまずは8日間試してみてほしいという意味だそうです。クレンジングオイルといえば、洗浄力が強く乾燥が目立つのが特徴ですが、このオイルは保湿成分を意識していて、使用後も肌が保湿されているのを感じることができます♪
アテニアのクレンジングオイルは、W洗顔不要でウォータープルーフやマツエクにも対応しており、安価ながらクレンジングオイルとしての機能が充実しています。また、古い角質をオフできることを売りにしているので、日々のケアにこのクレンジングを使用することで、くすみなどの肌悩みを解決することができるかもしれません。
クレンジングバーム
クレンジングバームは、油性成分が多くクレンジングオイルと近い特徴を持っています。洗浄力が強く、濃いめのメイクもしっかり落とすことができるのですが、バームだからこその特徴として、ゆっくり溶かしながら肌に伸ばすことができるので、マッサージ感覚でゆったりとクレンジングができます。
ただし、クレンジングオイルと同じように洗浄力が強いので、メイクだけでなく肌に必要な油分も落としてしまうことがあります。乾燥肌の方は、肌が乾燥してしまう可能性があるので注意が必要です。またゆったり落ち着いてメイク落としができるのも良い点ですが、長時間使用していると、洗い流した時に乾燥がひどくなることも考えられるので、ある程度手早く洗い流すことも意識してください。
ー おすすめのクレンジングバーム ー
W洗顔不要、マツエク対応のクレンジングバームです。成分に備長炭と活性炭を配合していて角栓や汚れもしっかり取り除いてくれます。他にも発酵成分や美容成分も多数配合されていて、クレンジングしながらスキンケアもできます。 アルコールや鉱物油など敏感肌に影響しやすい成分も少ないので、そういった配合成分が気になる方にもおすすめです。
夢見るバームシリーズは、毛穴用、乾燥肌用、敏感肌用の3種類が展開されていて、ニーズに合わせて選べるクレンジングバームです。ここで紹介しているのは毛穴用で、汚れを浮かせやすくする酵素や、毛穴汚れを取り除いてくれるクレイが配合されていたりとメイク落としだけでなく毛穴汚れに対する効果が多く含まれているクレンジングです。公式ではW洗顔を推奨しているので、クレンジング後は洗顔をして仕上げるようにしましょう。
クレンジングミルク
クレンジングミルクは、乳液タイプのクレンジングで肌に優しいのが特徴です。保湿成分など水分を多く含んでいて肌の水分を保ちながらクレンジングしてくれるので、肌への負担が少なく、敏感肌や乾燥肌の方にはぴったりです。また界面活性剤も控えめに配合されているものが多いので、できるだけ界面活性剤を避けたいという方にもおすすめのクレンジングです♪
ただし油性成分が少なく、界面活性剤もあまり入っていないので、その分洗浄力が弱いです。ナチュラルメイクの方や肌に悩みがある方には相性の良いクレンジングですが、もともとクレンジングオイルを使用していて乾燥が気になったからクレンジングミルクに変更したいという方は、洗浄力に大きなギャップを感じるかもしれませんので、ご注意ください!
ー おすすめのクレンジングミルク ー
クレンジングミルクの中でも高い人気を誇るカバーマークの代表的なクレンジング。クレンジングミルクでありながら洗浄力は申し分なく、濃いめのメイクでなければ問題なく落とすことができます。とろっとしたテクスチャーで摩擦も少なく、オレンジなどの柑橘系の香りもリラックスできるクレンジングミルクです♪
薬局でもよく見かけるリーズナブルなクレンジングミルクです。大容量で安価なので、一度クレンジングミルクを試してみたい方にはおすすめのアイテムです♪ 濡れた手でも使えるのでお風呂で使えるのもポイントです◎
クレンジングウォーター(ローション)
クレンジングウォーターは、コットンに染み込ませて拭き取るタイプのクレンジングです。顔全体に塗り広げず、コットンで部分部分を拭き取るため、狭い範囲のメイクを落とすことができる点はクレンジングウォーターの利点です。 成分に油性成分はほとんど含まれず、保湿成分やアルコール、界面活性剤などで構成されているので洗浄力は最も弱いクレンジングですが、コットンで拭き取る際の摩擦でメイクを落とす機能を高めています。
注意点として、クレンジングをするたびに摩擦が生じて、肌に負担がかかってしまうので毎日のメイク落としとしてはあまりおすすめできません。メイクを少し直すために部分的に使用したり、メイクを手早く落としてゆっくりしたい時など、用途を絞って使用するのがおすすめです♪
ー おすすめのクレンジングウォーター ー
皮膚科でも取り扱いのあるラロッシュポゼから販売されているクレンジングウォーターです。ミセラーテクノロジーという技術を採用していて、余分な油や汚れを吸着した後に、保湿成分で保湿をしてくれるので、拭き取りをした後も肌がカラカラに乾くことはありません。帰宅後にいち早くメイクオフしたい方は、これを1本手元に置いておくと便利です◎
色々なリキッドクレンジングランキングで1位を獲得している人気のクレンジングウォーターです。アイメイクまでしっかり落としてくれて、W洗顔不要、保湿もしてくれたりと優秀なクレンジングです。ベタつきも無いので使用後もスッキリしていて、乾燥も感じにくくおすすめのアイテムです◎
クレンジングジェル
クレンジングジェルには大まかに分けて油性ジェルと水溶性ジェルがあり、どちらかによって大きく特徴が違います。油性ジェルはクレンジングオイルをジェル状にしたようなイメージで洗浄力がとても強く、水溶性ジェルはクレンジングオイルに水分を乳化させたもので、洗浄力が弱めです。それぞれ説明します!
油性のクレンジングジェル…
クレンジングオイルだとしっとりしているので、もっとさっぱりしたいという場合や、オイルの洗浄力では強すぎるけど、クレンジングミルクだとメイクが落としきれないという方にぴったりのアイテムです。
水溶性のクレンジングジェル…
洗い流すタイプとしては、一番洗浄力が弱いクレンジングです。油性成分が少なく、界面活性剤が比較的多く含まれているのですが、界面活性剤は肌の油分と水分の両方に馴染んで洗い流してしまうので、洗い上がりが乾燥しやすいです。乾燥肌の方や敏感肌の方にはあまりおすすめできませんが、オイリー肌でさっぱり洗いたい方は試してみるのも良いかもしれません。
ー おすすめのクレンジングジェル ー
オーガニックコスメブランドTHREEの油性タイプのクレンジングジェルです。6種類のブレンドオイルのほかにスクラブやクレイが入っていて、角質のケアもしてくれます。100%天然由来のハーバルシトラスグリーンの香りは、落ち着く香りでホッと一息できるアイテムです◎ スクラブやクレイが入っているため、目元への使用は避けてください。
サンタマルシェの水溶性のクレンジングジェルです。濃いめのメイクにはポイントリムーバーを合わせて使う必要がありますが、ナチュラルメイクの方には低刺激でおすすめです。また、毛穴汚れへの効果も高く、実際に効果があったという声も多いため、鼻の黒ずみが気になる人にもぴったりです。大容量で安価なので惜しみなく使えて、摩擦を少なくできるのもポイントです◎
クレンジングクリーム
クレンジングクリームは、油性のクリーム状クレンジングです。クレンジングミルクが水溶性で洗浄力が弱めなのに対して、クレンジングクリームは油性なのである程度、洗浄力があります。また保湿成分も含まれているので、洗い上がりはしっとりしていて、乾燥肌や敏感肌の方にもおすすめです◎
クレンジングミルクでは物足りないけど、オイルやバームでは洗浄力が強くて肌が荒れてしまいそうという人には是非おすすめしたいクレンジングです♪
ー おすすめのクレンジングクリーム ー
オルビスから販売されている保湿重視のクレンジングクリームです。見極め落ちという効果を謳っていて、細胞間の必要な脂質は落とさずに、肌表面のメイク汚れだけを狙って落としてくれます。保湿成分が豊富なクレンジングなので、乾燥が気になる人にもおすすめです。
コスメデコルテ最高峰のクレンジングクリームです。エモリエント成分を豊富に配合していて、クレンジングと同時に肌に潤いを閉じ込めて保湿してくれます。使用すると肌のトーンがワントーンアップするという声も多く、高価格ですが効果を実感できて期待を裏切りません◎
クレンジングシート
クレンジングシートは、クレンジングウォーターをシートに染み込ませた状態のアイテムです。帰宅してそのまま1枚取ってメイク落としができるので、手軽で便利なアイテムです♪
ただしクレンジングウォーターと同じく、シートで肌を擦ってメイクを落とすので、摩擦による負担があります。毎日のメイク落としには向いていないアイテムなので、ちょっとしたメイク落としに使ったり、帰宅後すぐにメイクを落として寝てしまいたい!という時のお助けアイテムとして使用するのがおすすめです。
ー おすすめのクレンジングシート ー
クレドポーボーテのクレンジングシート。疲れ切って帰宅した夜に一旦メイクを落とすのにぴったりなシートです。濃いめのアイメイクを落とすには少し心もとないかもしれませんが、それ以外のメイクに関しては問題なく落とすことができます。安価すぎるシートは心配という人はこれ1つ持っておくと疲れた夜も安心です◎
ビフェスタのクレンジングシートは、安価で薬局などでも手に入りやすい手頃なアイテムです。毎日の使用は肌に負担をかけてしまうことがありますが、ちょっと手抜きしたい時や、部分的に一旦メイクを落としたい時におすすめのアイテムです。
番外編…顔のパーツ専用クレンジング
基本的にクレンジングといえば顔全体に対して使用するものですが、クレンジングが使用しにくい目まわりや、落ちにくいことが特徴のリップティントのために部分的に使用する専用アイテムも販売されています。
今回はメイク落とし繋がりで、合わせて紹介したいと思います♪
マスカラリムーバー
マスカラリムーバーは、ウォータープルーフなどの落としづらいマスカラを落とすためのクレンジングの一種です。お湯落ちタイプのマスカラはお風呂でサッと落とすことができますが、そうでない場合は睫毛を擦らないとマスカラが落ちないこともあるので、このリムーバーを塗ってマスカラを浮かせることで目元への負担無しでスルッと落とすことができます♪ 睫毛とまぶたへの負担が気になる人や、落ちづらいタイプのマスカラを使っている人は、ひとつ持っておくと安心してメイク落としができます◎
ー おすすめのマスカラリムーバー ー
ヒロインメイクSP スピーディーマスカラリムーバー
ポイントリムーバー
ポイントリムーバーは、マスカラやアイシャドウ、リップなどのメイクが濃くなる部分に、部分的に使用するためのクレンジングアイテムです。帰宅して一旦メイクの濃い部分だけを落としておきたい場合や、濃いめのメイクをするけどクレンジングオイルなどの洗浄力の強いクレンジングを顔全体に使いたくないという場合は、濃い部分にポイントリムーバーを使用し、他のベースメイク部分には洗浄力の強すぎないクレンジングを使用する。といった使い方ができます。
下にリンクで紹介しているビフェスタのアイメイクアップリムーバーは、”アイメイク”と商品名に入っていますが、口元は目尻などにも使用できると公式サイトでも紹介されています◎
ー おすすめのポイントリムーバー ー
ビフェスタ ミセラー アイメイクアップリムーバー
ティントリムーバー
ティントリムーバーは、通常のクレンジングでは落としづらいリップティントや色もちの良いリップをオフするためのアイテムです。
リップティントをしっかり落とし切れていないと色素沈着の原因になってしまうので、リップティントを使用している人は持っておいて損はありません!
唇に使用できるポイントリムーバーでもリップティントを落とすことができますが、ティントリムーバーはジェルのようなとろみのある質感で、唇に潤いを与えながらリップをオフすることができます♪
製品によっては角質ケアまでできるものもあり、クレンジングと同時にケアまでできる優れものです。
ー おすすめのティントリムーバー ー
リセット ティントリップ リムーバー
最後に
クレンジングには意外とたくさんの種類があって、考慮するポイントもさまざまです。
自身の肌の状態を意識して種類を選んだり、メイクの濃さに合わせて種類を選んだりと、色々な選択の仕方があります。まずは特徴を見てクレンジングの種類を選んでから、その種類の中で自分にあう製品を探せば、きっとご自身に合ったクレンジングが見つかるとはずです♪
みなさんと理想のクレンジングの出会いに役立つことを願っております◎